
こんにちは、獣医師の根来さやです。(左)
毎日、何度も吐いてしまう子。
吐かないけれど、食欲が落ちたり便秘気味な子。
実はどちらも、「お腹の毛玉」がSOSを出しているサインかもしれません。
毛玉が厄介なのは、血液検査やレントゲンには映らないこと。検査で「毛玉!」と診断するのが難しい。だからこそ、皆さんに対策方法を知っておいてほしいと思っています。
今年の換毛期は、皆さんが「マスター」することで、猫さんの日常をより快適に整えてあげましょう🐾
やることは、シンプルに2つだけ。

飲み込んでしまった毛は、胃で塊(毛玉)になって吐き戻されるか、腸を通ってうんちとして出るか、どちらかしかありません。なので対策としては、そもそも飲み込む量を減らすか、飲み込んでしまったものをスムーズに出すかの、2つの方針です。
①毛玉を作らない▶ ブラッシング
飲み込む毛を減らして、胃もたれや吐き戻しを防ぎます。
②うんちとして出しやすくする▶水溶性食物繊維での内側ケア
飲み込んだ毛を「つるん」と外へ出す力をサポートします。
外側内側2方向から対策してあげることで、抜け毛の季節を猫さんに快適に過ごしてもらうことができます。
では、あなたの子に必要なステップをここから見つけていきましょう📝
あなたの猫さんはどれ?

長毛さん、短毛さん、抜け毛が多い少ない、猫さんの体質は様々。特に換毛期に体調の変化が出ている子は、内側外側の両方をしっかりケアしていきましょう。※調子が悪い?と思ったら、まずは必ず動物病院での診察を受けましょう
●抜け毛がとにかく多い

→まずはブラシを選ぶ
●毛玉を吐く/吐きそうになる
便秘がある・食欲が落ちている
うんちに毛が混ざる/血がつく
→水溶性食物繊維を取り入れる
●長毛・毛量が多い

→内側(水溶性食物繊維)と外側(ブラシ)、ダブルでケア
●毛玉ができる

→コームでほぐす
ちなみに我が家のめい・もんの体質はこんな感じ
・めい:短毛、ふわふわ、抜け毛少ない
・もん:短毛、さらさら、抜け毛多い
もんは毛が沢山抜けて、毛玉を吐くこともあるので、内側外側のケアは重点的にやっています。
迷ったらこれ:換毛期ケアの「主役」
ブラシで飲み込む毛の量を減らしても、飲み込む毛をゼロにはできません。だからこそ、換毛期は「飲み込んだものを出す」ことを整えておくと、ぐっとラクになります。
それに効果を発揮してくれるのが、「水溶性食物繊維」。水溶性食物繊維は獣医師が大好きな成分で、治療でも良く使います。犬猫に水溶性食物繊維が効果があるという論文もいくつもあります。
✔ 毛玉を吐く
✔ 便が硬い(コロコロ便)
✔ 換毛期に食欲が落ちる
こんな様子がある場合は、もちろんブラシも効果的なので取り入れてもらいたいのですが、それだけだと追いつかないことも多くて。なので日常的に、水溶性食物繊維で体の内側を調えておけると安心。
水溶性食物繊維を、犬猫さんのご飯に取り入れやすいように開発したのが『ソルプル』。毎日のご飯にかけるだけ。
正しい「道具」の捉え方

ブラシは「抜く道具」ではなく、皮膚をいたわる道具。
コームは「抜く道具」ではなく、状態を確認する道具。

やることはシンプル♪
入口(ブラッシング)を減らし、出口(内側ケア)を整える。
目的を正しく知るだけで、いつものケアがもっと意味のあるものに変わります。
さらにブラシは、人間が猫さんにどうしてもできなかった『グルーミング』をやってあげれる道具。グルーミングの効果、私自身ひしひしと感じています!猫さんとコミュニケーションが深くとれる道具です。
今年は、なんとなくで終わらせない。

変化の激しい換毛期を、猫さんと一緒に心地よく過ごすために。
今、必要な一歩から始めてみてください。



